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世界のクリスマス料理

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7 11月 2014
世界のクリスマス料理

クリスマスやお正月など冬の大イベントで欠かせないのが、伝統的な食べ物!日本ではおせちやお雑煮などお正月フードが多い傾向にありますが、欧米諸国では宗教的な背景から断然クリスマス料理がメインとなります。

イギリス・アメリカの伝統料理

歴史的背景から、イギリスとアメリカのクリスマス料理はとても似通ったものであり、通常はローストされたターキー(七面鳥)やハム、グース(ガチョウ)が食事のメイン。ターキーの中には、お好みの野菜やソーセージを混ぜたスタッフィング(詰め物)を詰めることで、お肉が柔らかくジューシーに!

pigs in blanketsは、直訳すると毛布をかぶったブタの意! 8O  なんだか、想像すると笑っちゃう名前ですよね!料理自体はいたってシンプルで、ソーセージをベーコンで巻いて焼いたもの。イギリスでは、ソーセージをベーコンで、一方アメリカでは、ソーセージをパイ生地で焼いてあるものが一般的です。どちらもとても美味しそう!また、がん細胞を予防すると言われる栄養満点のbrussels sprouts(芽キャベツ)も忘れてはいけない重要な脇役です!

色鮮やかなクランベリー
国や文化によって味が若干違うクランベリーソース

ソースには、ローストする過程でできた肉汁で作ったグレービーソースやクランベリーソースが有名ですよね。クランベリーソースは、イギリスではクリスマス料理で一般的に食されますが、アメリカではThanksgiving(感謝祭)dinnerで広く食されています。

ヨーロッパではすっぱいソースが好まれる一方、アメリカでは甘めが人気。クランベリーは、ソース以外にも、クリスマスプディングに入れたり、クリスマスツリーやリース、テーブルのデコレーションに飾ったりと、クリスマスの雰囲気をぐっと盛り上げてくれる食材です!

ドイツの伝統料理

ドイツの伝統的なクリスマスお菓子 シュトレン
シュトレン (Photocredit: Whitney)

クリスマス限定のドイツ定番のお菓子、Stollen(シュトレン)。ドイツ語で「坑道」を意味するこのお菓子は、なんといってもずっしりと重い!!それもそのはず、シュトレンの中には数種類のドライフルーツやナッツがたくさん生地に練りこまれているため、カロリーは高め・・・。たしかに、本場ドイツではクリスマスまで毎日一切れずつ、少しずつ食べる習慣があるのも納得です!3ヶ月は長持ちすると言われるほど、日持ちもいいのでプレゼントにも最適です。

スウェーデンの伝統料理

レモンとシナモンを入れて
ミュールドワイン (Photocredit: Angela Huster)

クリスマスの伝統料理というのは、食べ物だけに限ったことではありません!赤ワインを温めてスパイスを加えるMulled wine(ミュールドワイン)は、初めローマ人が作っていたとされ、現在ではヨーロッパ各地において冬の人気の飲み物です。特に、スウェーデンでは「glögg」(グロッグ)という呼び名で愛されています。

イタリアの伝統料理

イタリアのクリスマス定番の菓子パン、Panettone(パネトーネ)。

イタリアの菓子パン、パネトーネ(Photocredit: Codice1000)

ヨーロッパから南アフリカまで世界中で親しまれているこのお菓子は、ミランが発祥地とされ、起源はローマ帝国時代にさかのぼります。ドライフルーツがたくさん練りこまれたパネトーネを、温かい飲み物や甘めのワインで食べるのが一般的な楽しみ方。毎年、クリスマスシーズンには、11,700万以上もの数のパネトーネやパンドーロケーキが作られるほど、イタリアの食卓には欠かせないお菓子です。

気になった料理や食べ物があったかな?
ぜひ輸入食品店などでチェックしたり、手作りで挑戦してみてはいかが?

 

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