旅行などで海外に行ったら、一度は現地の名物料理を食べてみたいものですよね。
世界には、その地にちなんだ食べ物や料理がたくさんあります。
今回は世界各地の伝統・名物料理と一緒に、調理法や食品に関する英単語も少し紹介しています。日本食を紹介する際、使えるような単語もあるので参考にしてみてください!
馴染みの深い食べ物がずらり!アメリカ大陸
カナダ:Poutine(プーティーン)
フライドポテトを使ったカナダを代表する料理、プーティーン。出来立てのフライドポテトにチーズをのせ、その上から熱々のグレイビーソースをかけたファストフード的な料理です。カナダで唯一のフランス語圏である、ケベック州で生まれ、今は学食やファストフード店などでも売っています。カナダ留学をした際は是非お試しあれ。ちなみに発祥の地であるケベック州には、歯ごたえのたるチーズを使ったプーティーンがあり、他の州のプーティーンとはまた違った美味しさがあります。
アメリカ:Hamburger(ハンバーガー)
手軽なものからボリューム満点なものまで、日本でも人気のあるアメリカを代表する料理、ハンバーガー。つい最近、秋葉原に第一号店がオープンしたカールスジュニアのように、ハンバーガーのファストフードチェーン店はアメリカに多く存在します。アメリカ留学の際は、日本未上陸のファストフード店を発掘してみるのも楽しそうです。ちなみに英語で注文する際は、“ハンバーガー”ではなく、“ハンバーガー”の“ハ”の部分にアクセントを置くことに注意しましょう。
メキシコ:Taco(タコ)
メキシコの伝統料理と言ったらなんといっても“タコス”ですね。すり潰したとうもろこしや小麦粉から作るトルティーヤ生地に牛肉や豚肉、刻んだ玉ねぎ、パクチー、焼きハラペーニョやきゅうりなどを筒状に包んで食べる料理です。タコライスを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、何とそれは日本の沖縄が発祥の地なのです。
ベネズエラ:Pabellon Criollo(パベヨン クリオーリョ)
こちらは、べネズエラの有名な伝統料理。お米と細かく裂いた牛肉、とろ火で煮た黒豆やプランテンなどをワンプレートにまとめた料理。とろ火で煮るということを英語では“Stew(シチュー)”と言い、この伝統料理の黒豆は“Stewed black beans”と言います。日本ではシチューと聞くとあの真っ白いクリームシチューを連想しますが、本来の“Stew”は煮込み料理の総称であることを覚えておくと良いです。日本食なら、肉じゃがや角煮などを説明する時にも使える言葉ですね。
意外と食べてるものは似ているかも?ヨーロッパ大陸
イギリス:Fish & Chips(フィッシュアンドチップス)
海に囲まれた島国のイギリスだからこその料理、フィッシュアンドチップス。ここでいう“chips(チップス)”は、私達の中で“フライドポテト”と呼ばれるものです。ちなみに、アメリカやカナダでは“fries(フライズ)”が主流です。決して平たいパリパリした日本でいうポテトチップスのようなものが出てくるわけではないのでご注意ください。イギリスでは、ポテトチップスは“crisps(クリスプス)”と呼ばれています。同じ英語でも国や地域によって意味が違ったりするので、イギリス留学の際はその点も気にしてみましょう。
ウクライナ:Pierogi(ピローギ)
見た目は餃子に良く似た、ウクライナの郷土料理、ピローギ。餃子のように、皮の中にひき肉やマッシュポテト、チーズなどの種になる材料を組み合わせたりもしくは単体で詰めて、茹でたら出来上がり。更にデザート用のピローギもあり、さくらんぼやイチゴ、ブルーベリーなどを使った甘めのものもあります。
豪快さが満点!スタミナ抜群の中東・アフリカ大陸
トルコ:Shish kebab(シシュケバブ)
“Shish(シシュ)”はトルコ語で“串”や“剣”で、“Kebab(ケバブ)”は“焼いたお肉”と言う意味。日本でよく見かけるのは、ピタパンに野菜とお肉を挟んだケバブサンド。しかしそれはなんと、ドイツが発祥の地であり、トルコ生粋の料理ではないのです。串状のものにお肉をさすところなど、日本の焼き鳥に似ていますね。英語でShish Kebabを“skewered meat(串にさされた肉)”と表現することもあるので、日本の焼き鳥を説明する時は、“skewered”という言葉を使うと説明できます。
サウジアラビア:Kabsa(カブサ)
カブサはサウジアラビアの伝統料理。様々なスパイスを使って煮たお肉とその出汁でご飯を炊いた料理です。盛り付けは、写真のように、ご飯をお皿いっぱいに盛った上に、煮たお肉を乗せます。この料理で使われているのは、バスマティライス。インド料理やタイ料理などでよく見かけるパラパラとしたお米です。ちなみに私たちが普段食卓で食べているのは、お米とお米がくっつくので英語ではよく“sticky rice(スティッキーライス)”と言ったりします。
南アフリカ:Biltong(ビルトング)
見た目は限りなくビーフジャーキーに近い南アフリカの代表食品。味付けも似ていますが、作る工程が違います。カナダやアメリカなどでよく見かけるビーフジャーキーは切ってから乾かすのが主流ですが、ビルトングはお肉を丸々干してから切るそうです。ビーフジャーキーやビルトングのように食品保存のために、塩漬けにすることを“curing(キュアリング)”といいます。
繊細さが際立つ オセアニア・アジア大陸
日本:Sushi(寿司)
日本を代表する料理の一つ、寿司。今や、海外のスーパーでもお持ち帰り用に売っていたり、日本食のレストランはもちろん、日本食のファストフード店においてあるくらい、海外でも有名な食べ物です。
韓国:Kimchi(キムチ)
白いご飯と食べてもよし、そのまま食べてもよし、炒め物と一緒に食べてもよし。様々な使い道、食べ方があるので、海外生活であるとうれしい食材の一つです。キムチは発酵食品なので、英語で説明する際は“fermented(発酵した)”という言葉を使います。発酵食品で言うと日本の国民的食品ともいえる、納豆もその一つ。英語では“fermented soybeans”と言います。
オーストラリア:Lamington(ラミントン)
オーストラリアで有名なお菓子といったら、ラミントン。ラズベリージャムを間に挟んだ四角いスポンジケーキをチョコレートソースでコーティングし乾燥ココナッツをまぶしてある、オーストラリアの伝統的名デザートです。2006年には、7月21日を“National Lamington Day”として制定してしまうほど、ラミントンはオーストラリアの人々にとって大切な伝統料理なのです。これから夏にオーストラリア留学をする人には是非体験して欲しいです!
いかがでしたか?
この他にも世界各地には、私たちが知らない料理がたくさんあります。
旅行もしくは留学の際は、一度は名物料理を試してみるのもいいですね。
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