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語学留学にかかる費用の目安と内訳、上手に節約する方法

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26 9月 2017
語学留学に掛かる費用を節約する方法

語学留学の費用は、具体的にどのようなものが発生するのか、ご存じでしょうか。 留学にかかる費用は行き先や期間、滞在方法によって異なります。
予算に余裕がある場合は好きにプランを組んでも問題ありませんが、予算が決まっている人は、どんな項目にどれくらいかかり、どうすれば節約できるのかを知っておいたほうが安心です。
今回は語学留学を検討している人に向けて、留学にかかる費用の概要と節約術をご紹介します。
 

語学留学節約方法

||目次||

1. 語学留学にかかる費用の内訳とは?

2. 国別に見た語学留学にかかる費用の目安

3. 少しでも安くしたい!留学費用の節約術

4. 費用を削る項目は優先順位を設けて検討しよう

 

語学留学にかかる費用の内訳とは?


留学費用には、渡航費滞在費授業料という三つの大きな項目があります。これらに加えて交際費娯楽費などをいくら使うかによって、留学費用の合計金額は変わってきます。

●現地へ行くのにかかる費用(渡航費)

留学先への往復にかかるのは、渡航費(飛行機運賃)だけではありません。学生ビザが必要な場合にはビザの申請料がかかりますし、パスポートを新たに発行したり、再発行したりする場合はパスポート取得費用も必要です。
 

●語学学校にかかる費用(授業費)

内訳は入学金授業料教材費の三つです。学校により差はありますが、安易に安いところを選ばないほうが良いでしょう。
料金の記載方法が統一されていないため、入学金や教材費が授業料に含まれているのか、含まれていないのかをチェックした上で、総額を比較する必要があります。
 

●現地で生活するのにかかる費用(滞在費)

・生活費
生活費には、食費、娯楽交際費、通信費などが含まれます。
食費は滞在する国の物価はもちろん、滞在先がホームステイか学生寮かによっても異なります。ホームステイの場合は朝晩の食事が滞在費に含まれている上に、ランチを作って持って行かせてもらえることもあります。
娯楽交際費は生活次第でカットできますが、やみくもに節約しようとすると留学生活を十分に楽しめなくなるおそれがあります。


・滞在費
滞在にかかる費用はホームステイか学生寮かによって異なります。ホームステイのほうが費用を抑えられるのが一般的です。
ホームステイの場合は朝晩の食事が付いているところが大半です。家族によっては、学校も買い物も車で送迎してくれて交通費が必要ない、ということもあります。
学生寮は食事の付いていないところが多く、ホームステイのようなお得感はないものの、「学校に通う生徒と友達になれる」「学校に近い」といった別のメリットがあります。


・交通費と海外留学保険
学校へはバスや地下鉄で通ったり、歩いて通ったりします。交通費は日本よりも安い場合が大半です。
また、海外留学保険は任意ですが、加入しておいたほうが良いでしょう。海外留学保険に入っておかずに留学先で医療機関を利用した場合、高額な医療費を請求されることがあります。

 

●費用の例

・イギリス長期留学の場合
エディンバラへ6カ月間留学し、ホームステイをした場合のモデルケースです。
カプランの総合英語コース(長期6カ月留学プラン)を選んだ場合、授業料は約68万円。
滞在費は約47万円以上で、航空券は10万円~20万円、留学保険は10万円~15万円程度です。
生活費は約18万円、交際費が約12万円、交通費は約5万円かかります。
全部合計すると、およそ170万円以上がかかる計算となります。


・イギリス短期留学の場合
ロンドンへ1カ月間留学し、ホームステイをした場合のモデルケースです。
カプランの集中英語コース(フレックス英語コース)を選んだ場合、授業料は約20万円かかります。
滞在費は約10万円で、航空券は長期留学の場合と同じく10万円~20万円、留学保険は1万円~3万円です。
生活費は約3万円かかり、交際費が約2万円で、交通費は約2~3万円です。
すべて合計すると、約48万円以上という計算になります。

 

国別に見た語学留学にかかる費用の目安


ここでは1カ月間の短期留学と1年間の長期留学に分けて、アメリカイギリスカナダの目安をご紹介します。
都市部は高く、地方が安い傾向にあるのはどの国も共通です。

 

●アメリカ

・1カ月間:25万円~35万円程度/1年間:300万円程度
授業料は都市部と地方で差があるため、あくまでも目安です。
ニューヨークなど都市部の学校に通うと、滞在費や生活費が高くなる傾向にあります。例えば、サンドイッチは6ドル~8ドル、コーヒー・紅茶は3ドル、映画のチケットは14ドルです。
長期留学なら、語学学校の授業料が割安になる場合もあるでしょう。
都市部は交通の便がよく、出かけているとつい娯楽費が膨らむおそれがあります。
また、日本よりも外食費が高くつくので、注意が必要です。

 

●イギリス

・1カ月間:30万円~60万円程度/1年間:300万円~400万円程度
授業料、生活費ともにアメリカと大きくは変わりません。都市部に滞在すると費用が割高になるので、郊外にホームステイをして都市部の学校に通うという手もあります。
また、外食費用は高い傾向にありますが、なるべく自炊を心がければ総コストを抑えられます。例えばロンドンでサンドイッチは3.5ポンド、コーヒー・紅茶は1.5ポンド以上、映画のチケットは10ポンド~12ポンドです。
ヨーロッパ諸国の旅行も楽しめるのがイギリス留学の醍醐味の一つですから、旅行を計画している人は多めに費用を見積もったほうが良いでしょう。

 

●カナダ

・1カ月間:20万円~30万円程度/1年間:200万円~300万円程度
アメリカやイギリスよりも留学費用を抑えることができます。長期留学のパッケージコースなど、割引も上手に利用すれば、さらに費用を抑えて留学できるでしょう。
また、食料品が安いので、自炊中心の生活にすると食費を抑えられます。例えばトロントでサンドイッチは6カナダドル、飲み物は2カナダドル、映画のチケットは16カナダドルです。

 

少しでも安くしたい!留学費用の節約術


語学留学の節約術

留学費用を少しでも安くするコツを5つお伝えします。自分の中で譲れるポイントと譲れないポイントを明確にして、実現できそうな節約術を検討しましょう。

 

●短期留学を選ぶ

長期留学に比べて、確実に費用を抑えられます。留学するにあたって費用の優先順位が高い場合は、支払い可能な金額から滞在期間を割り出すと良いでしょう。

 

●出発する時期を選ぶ

航空券の高い時期に出発するのを避けるのも、費用を節約できる一つの方法です。長期留学の場合、航空券代の占める割合はそう高くありませんが、それでも往復で十数万円ほど変わってきます。ゴールデンウィークやお盆、年末年始は高いので、できるだけ避けましょう。

 

●物価や渡航費が安い国を選ぶ

物価が高い国と安い国では、生活費が変わってきます。アメリカやイギリスに比べると、ニュージーランドやアイルランドは物価が安い傾向にあります。同じ国でも都市によっては費用を抑えられる場合があります。
また、渡航費は日本からの距離で変わってきます。近いほど安く、遠いほど高くなりますから、少しでも総額を減らしたい場合はオーストラリアなどがおすすめです。

 

●滞在先にホームステイを選ぶ

ホームステイは学生寮よりも滞在費が安いところが多く、また、朝晩の食事が付いているので食費も抑えることができます。ホストファミリーによっては、ホストマザーが購入した食料を留学生も自由に食べられるところがあります。
滞在費が割高な学生寮では、頑張って自炊をすれば食費を抑えられるでしょう。

 

●割引になるパッケージコースを選ぶ

語学学校によっては、長期留学で授業料が安くなるプランがあります。
例えばカプランでは、5カ月、6カ月、8カ月と受講期間の定められた長期パッケージコースで長期割引が適用されます。

 

費用を削る項目は優先順位を設けて検討しよう


語学留学にかかる費用は、行く国や期間によっても異なりますが、1年間の留学で300万円~400万円が一つの目安といえるでしょう。
「大学の都合で行ける期間が限られている」「経済的な理由で費用が限られている」など、自分の状況から、語学留学で行ける場所や期間は絞られてきます。
節約するのも大切ですが、人生にそう何度もない機会なので、予算は多めに組んでおきましょう。節約にばかり気を取られて留学を楽しめないと、もったいないからです。
行き先、授業の内容、滞在費など、どれが自分にとって最も譲れないのか、優先順位を付けた上で、削減する項目を検討しましょう。

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