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憧れの海外就職|夢を実現させる方法と有利なスキルをご紹介

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22 2月 2018
海外で就職する方法

海外で生活してみたい!世界で活躍出来るようになりたい!英語を使って働いてみたい!人種を超えて人の役に立ちたい!など、海外で働きたい理由やきっかけは人それぞれ。
でも海外で働くのって実現が難しそうだし、一体どうすれば良いの?期間や行き先など、自分にあった方法は?
そんな疑問にお答えするために、今回は海外で働く手段や仕事の見つけ方、私たち日本人が有利に仕事を見つける方法をご紹介します。

 

海外で働く手段


日本で仕事を探すとなると求人情報を調べて気になったものに応募しますが、海外で働くとなると必ずしもそうであるとは限りません。
この章では、海外で働く手段について紹介しています。あなたの理想としている働き方や条件に合わせて、ぴったりな手段を選びましょう。

 

●海外ボランティア活動に参加する

「海外でとにかく英語を使って働いてみたい!」という人が高い確率で実現できるのが海外ボランティアです。
日本から海外へボランティアしたい人を派遣している団体は複数あるので、まずは各団体のウェブサイトを見てみましょう。派遣団体によって数日~3ヶ月の短期ボランティアを中心に紹介していたり、1年以上の長期ボランティアを募集していたりと、期間、内容ともに様々あります。

短期のボランティアだと行き先が選べ、日程も融通がききますが、ボランティア参加費を払って実費で交通費も自己負担、無給であることが多いのが特徴です。逆に、長期のボランティアは現地での生活費が補助されたり、一定のお給料が支給されたりすることもありますが、日程に融通がきかせにくく、行き先も選べないことが多いです。

例えば青年海外協力隊の場合、ボランティア期間は原則2年間で募集は年2回。書類審査と面接で英語力や技術、職歴の審査が行われ、派遣前に国内で2ヶ月~3ヶ月の研修が合宿形式で行われます。現地での生活費が補助され手当も支給されますが、各国が必要している人材を派遣するので必ずしも自分の希望している国に行けるわけではありません。

 

●駐在派遣をする日本企業に就職

自分の働きたい分野で海外に出たい!とお考えの場合、実現しやすいのは駐在派遣を行っている日本の企業に就職することです。
海外展開に力を入れているメーカーや商社が採用していることが多いです。日本企業から駐在派遣される場合の一番のメリットは生活の安定です。日本の企業に就職後、会社で働いてお給料をもらいながらビザや駐在先での生活の準備などが行え、出国後も住む場所や収入に困ることはありません。駐在期間が終わって帰国しても仕事があるので、出国、帰国時にお給料が途切れる心配がないのは嬉しいです。

お給料も日本基準+駐在手当が支給され、現地の家賃や航空券も会社負担である場合が多いので、行先によっては余裕のある生活をおくることも出来ます。
ただ、駐在員として求人があり、行き先が事前にわかっている場合もありますが、就職した後で駐在員として選ばれなければならなかったり、派遣先の国が希望通りでない事も有り得ます。選ばれるためにはTOEICで高得点を求めている企業も少なくありません。任期も決まっているので、希望よりも長期であったり短期であったりする可能性もあるでしょう。

 

●海外の現地企業に就職する

任期や派遣時期などに縛られずに、海外で働きたい!となると、真っ先に思いつくのが現地の企業に就職することではないでしょうか?
理想とする国で、自分のやりたい分野の仕事をする!というのは非常に魅力的ですが、国や職種を絞るほど実現するのが難しい方法でもあります。その中で一番可能性があるのは現地の日本企業に就職することです。業務のほとんどが日本語の場合もあり、日本のビジネスマナーがある程度通用するので、海外で就職しつつも馴染んだ習慣の中で働くことができます。

日本人のいない完全な英語環境で働く場合、相手の話していることをスムーズに理解できる英語力が最低限必要です。英語圏でも働いている人はインターナショナルなことも多いので、中国人英語、インド人英語などの癖の強い英語を理解できることも大切です。その分野で使われる専門用語も英語で理解できる必要があります。
また、現地企業に直接就職する場合、待遇は現地の社員と同等になります。駐在員だと受けられる駐在手当や交通費、住居の補助などはなく、発展途上国で働く場合にはお給料も現地基準になるので、日本でもらえる金額に比べて格段に少ないことも。

 

海外の現地企業と日本企業の違い


海外で働く手段が分かったところで、現地企業と日本企業の違いを見てみましょう。
ここでは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど、英語圏の現地企業の特徴をご紹介します。

海外の企業で重視されるポイント

 

●採用時には実務経験が最も優先される

日本で就職するときに大きな武器となる新卒や出身大学、学歴は、海外の企業ではほぼ評価されないので、学生の卒業時期に合わせた説明会や新卒一括採用というものはありません。
採用時に最も優先されるのは職歴で、求人を見ても実務経験2年以上、5年以上の経験者を募集しているものが目立ち、「未経験者歓迎」と書かれていることは滅多にありません。
これは現地の学生にとっても同様で、良い大学を出ても職務経験がないので希望の職種に付けない、仕事が見つからないから経験が積めない…とう悪循環が生まれ、若年層の非雇用率が問題になってはいます。なので、就学中に希望の職種でインターンとして働き、就職活動時にレファレンスをもらい就活を有利に進める人も多いです。

 

●キャリアアップのための転職は一般的

日本では今でも企業内で出世することを目指すのが最善と考えられていますが、海外では同じ企業でゆっくりとした昇格、昇級を待つよりも、アピールできる経験ができ次第より良い待遇やキャリアアップを求めて別の企業に転職することは珍しいことではありません。日本では悪い印象を持たれがちな転職回数の多さも、自分のキャリアについて思考し、環境を変える事ができる行動力がある、と捉えられて逆に評価されることもあります。大切なのは転職回数ではなく、その過程で得られた職務経験です。

 

●仕事の評価は成果重視

日本企業の多くはプロセス重視(プロセスフォーカス)であるのに対し、海外の多くの国では成果重視(リザルトフォーカス)が中心です。
日本でプロジェクトを進めるにあたって、頻繁に上司に進み具合を報告したり、必要があれば支持を仰いだり許可を求めたりといったコミュニケーションが不可欠ですが、成果重視で同じプロジェクトを行うと、途中報告は省くか必要最低限にし、結果だけ報告する、という形になります。より個人の能力を試されるのでやり甲斐はありますが、問題が起こった時に責任を取るのも自分。日本での働き方に慣れていると戸惑うことも多いでしょう。

 

海外の現地企業で就職するためには?


それでは、実際に海外で就職するにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは、海外就職を実現するために知っておきたいポイントを紹介します。

●インターンシップを利用する

経験重視で即戦力を求めている海外企業で採用されるには、同じ職種での職務経験はいくらあっても困りません。それも出来れば日本ではなく、仕事を見つけたい国での経験があると尚良いです。
しかしそれでは、経験がないから仕事に付けない、仕事につけないから経験が積めない、という悪循環に陥ってしまいます。そこでオススメなのは、インターンシップを利用して履歴書に書ける経験を積むことです。多くの場合インターンシップは無料、運が良くても最低時給程度のお給料しか出ませんが、経験がないままダラダラと仕事を探すよりも確実に海外就職に近づくことが出来ます。

 

●日本人であることを活かす

日本人が海外で仕事を見つけるにあたって、一番の武器は日本人であることです。
日本語がネイティブレベルで理解でき、日本のビジネスマナーを心得ていて、日本の文化や市場への知識があり、日本語で情報収集できることは、日本でのビジネス展開や拡大を目指す企業で評価されます。国や都市によっては移住した日本人が多くて応募が殺到することもありますが、それでも倍率は格段に下がりますね。

 

●日本での業務経験を活かす

日本で働いた経験があるのなら、それを活かさない手はありません。
特に、システム関係の職種では、語学力が少し心もとなくても実務経験に魅力があれば採用してもらえる可能性が高いです。

 

海外就職で有利なスキル・資格


海外で就職することに重点を置く場合、自分の希望の職種と海外で需要のある職種をある程度擦り合わせたほうが、仕事を見つけられる可能性が高くなります。
「自分が何をしたいのかはっきり決まっていないけれど、海外で働きたい」とお考えでしたら、仕事を見つけやすい分野でのスキルや資格を身に付けておくと良いでしょう。
この項では、海外就職しやすい職種と持っていると有利なスキルを紹介します。

 

●調理師免許

ここ数年で爆発的に人気になり、どの国でもローカル向けの日本食レストランを見かけるようになりました。
しかし、多くのレストランでは経験者を見つけることができず、それまで未経験だったアルバイトや、日本人以外の外国人が料理を作ったり、寿司を握っていたりすることも珍しくありません。ですので、調理師免許を持っていたり、日本で調理師として働いた経験があるとその分野で比較的簡単に仕事を見つけることができます。大きな企業だとビザのサポートを行ってくれることもありますよ。

 

●美容師免許

留学やワーキングホリデー、駐在、永住などで日本人が多く住んでいる都市には、日本人が経営している日本人向けの美容院がたくさんあります。
雇用主が日本人なので日本の美容師免許を持っていると評価してもらえますし、経験者は重宝されます。日本のファッション文化に憧れたアジア人も多く利用しているので、英語が出来ると更に有利です。

 

●保育士免許

駐在日本人向けの保育所は駐在員の多いアジア、アメリカ、オーストラリアには数が多く、日本で保育士免許を持っていることが応募の条件になっていることもあります。保育士不足の国も多いので、経験があれば現地の企業でもビザのサポートをしてもらえることも。

 

●旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者

海外で日本人を相手に働くとなると、まず思いつくのは旅行業ではないでしょうか?
観光地には日本の大手観光企業の現地支店があり、カウンターでの接客や現地のツアーガイドを募集していることも多いです。

 

●教育免許・日本語教師

日本語教師の需要は、中国、インドネシア、タイ、フィリピンなどのアジアの国で増加傾向にあります。
応募時には日本語教師の資格を持っていることが条件になっていることが多いので、興味があるなら是非取得しておきたい資格です。欧米国での日本語学習は趣味程度であることが多く、教師の募集も既に働けるビザを持っている永住者が中心なので、働けるビザを持っていない場合、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパなどで日本語教師を目指すのは、難しいです。

 

●貿易実務検定・通関士

日本との取引がある貿易会社では、日本語をビジネスレベルで使える人材を募集していることも多いです。
正しい日本語が使えて英語でのコミュニケーションに問題がないことは勿論ですが、資格や職務経験があることが応募条件になっていることも多いです。

 

●Web系の資格

海外の求人を調べるとIT関連やWEBエンジニアの求人も比較的多いです。
英語力よりも技能が優先されるので、英語に自信がない場合でも就職できる可能性が高いのも魅力です。資格よりも実務経験が重視されるので、とくに5年以上同じ分野での経験があると就職できる可能性が格段にアップします。国にもよりますが、エンジニアは専門職としてビザが発行されやすいです。日本のエンジニアは長時間労働で手当が出ない環境が問題視されていますが、海外では残業なし、有給取得も簡単、土日休みが一般的。エンジニアの仕事が好きだけど待遇が…、と思っているようでしたら海外就職は絶対に考慮したいですね。

 

就職先の探し方


海外で就職先の探し方

 

●人材紹介会社に登録する(現地+国内)

海外就職を専門としている人材派遣会社に登録することは是非やっておきましょう。
自分と似たような境遇の人も集まっているので一つの仕事に何百人が応募することもあり、仕事や国を選べば選ぶほど実際に仕事を得ることが難しくなりますが、どんな仕事があるのか?国や職種による待遇の違いは?など、海外就職に関する知識を得られます。

 

●海外の日本人コミュニティサイトや情報誌を利用する

日本人が多く暮らしている国や都市には、大体その国で暮らす日本人向けの情報サイトが存在しています。
住居探しや物品の売ります、買いますの他に求人情報があることも多く、現地で生活している人向けのアルバイト募集の他に、日本人を対象とした正社員の求人が出ていることも。
中にはビジネスビザ取得をサポートしてくれる企業もあるので、行きたい国が決まっている場合には小まめにチェックしましょう。

 

●人脈・ネットワークを活用する

何より一番確実に仕事を得る方法は、知り合いに紹介してもらった企業へ応募することです。
海外留学やワーキングホリデーなどで現地に知り合いを作り、この国でこういう仕事をしたい!ということを周りに触れ回っておくことで、あっさり仕事が見つかることもあります。

 

将来計画は早いうちから!


海外就職をするうえで大切なのは、国や職種など絶対に譲れない点を決め、それを実現するために必要な条件を知り、長い目で準備を進めていくことです。
どの国にどんな求人が多く出ているのか?応募条件は?ビザが降りやすいのか等の情報にアンテナを張り巡らせておき、求人の相場を知ることも大切です。働けるビザを持っていない人にとって海外就職は狭き門ですが、全く不可能なわけではありません。海外で働く経験は貴重なものですので、諦めずに挑戦していただきたいです。

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