「世界の最も住みやすい街ランキング」にも毎年ランクインし、都市部と自然が共存する美しいカナダ第二の都市のバンクーバー。治安も良くて日本からのアクセスも容易なため、留学先としても人気が高いです。
寒い国というイメージがあるカナダですが、バンクーバーは冬でも氷点下になることは少なく、雪もあまり降ることはありません。夏は蒸し暑くなく、過ごしやすいのもおすすめの理由です。
また、多くのスポットに公共の交通機関でアクセスできるので、留学前に行きたい場所をリストアップしてみてはどうでしょう?
では、さっそくバンクーバーで絶対に行っておきたい、おすすめスポット20選をご紹介していきます。
1.Stanley Park (スタンレーパーク)
大手旅行サイトで世界一の公園と称されるスタンレーパークは、バンクーバーのダウンタウンの西側に位置しています。園内を一周するサイクリングロードは約75㎞にも及び、バンクーバー市民の憩いの場として愛されています。休日にはピクニックやランニング、バレーボールなどを楽しむ人たちで賑わっています。海沿いに続く遊歩道「シ―ウォール」は、海を眺めながら散歩をするのにぴったりです!
2.Granville Island (グランビルアイランド)
ダウンタウンの南側に位置するグランビルアイランドは、20世紀前半に造船工業で栄えた人口の半島です。1970年代に再開発化がされ、かつては工業や倉庫だった建物を活かしたギャラリーやカフェ、レストランが立ち並んでいる観光スポット。
3.Kitsilano Beach (キツラノ・ビーチ)
地元の人から、キッツ・ビーチと呼ばれて愛されているキツラノ・ビーチ。ダウンタウンバンクーバーと海を挟んだ反対側に位置するため、スタンレーパークやイングリッシュベイが一望できます。
4.Gastown (ギャスタウン)
まるでヨーロッパにいるかのような石畳の通りに、レトロな蒸気時計がシンボルのギャスタウン。現代的な高層ビルが立ち並ぶダウンタウンの北東部に位置しています。レンガ造りの建物をそのまま活かしたギャラリーやレストランは風情があって、歩いているだけでも楽しいです。
バンクーバー発祥の地とも言われているギャスタウンには、この地で労働者相手に酒場を開き、町に活気をつけていったギャシーさんの銅像もあります。
5.Robson Street (ロブソン・ストリート)
バンクーバーでショッピングといえば、ブティックが立ち並ぶロブソンストリートがおすすめ。ダウンタウンに位置するこの通りには、高級ブランド店やブティックが立ち並んでいます。
6.Canada Place (カナダ・プレイス)
海沿いに建つカナダ・プレイスの建物は、1986年に行なわれた万博のカナダ館だったものです。今は総合施設として、コンベンションセンターやホテル、IMAXシアターなどが建てられています。また、クルーズ船の発着場もあるため、バンクーバーの海の玄関としても知られています。バンクーバーオリンピックで使用された聖火台もカナダ・プレイスのすぐ隣にあり、その大きさには驚かされます。
7.Capilano Suspension Bridge (キャピラノの吊り橋)
高所恐怖症ではない人もさすがにドキドキしてしまうのが、キャピラノの吊り橋。北バンクーバーのキャピラノ峡谷に掛かるこちらのつり橋の高さは70mで、自由の女神で例えると胸ぐらいの高さがあります。森林に囲まれた美しい場所にありますが、下を見ると川が流れていて、なかなか足が前に進みません。
夏の爽やかな時期にいくのも良いですが、冬にいくのもおすすめです。雪が積もった木々が見れて、ロマンチックさが増します。意中の人といけば、つり橋効果でその恋も叶うかもしれません。
8.Grouse Mountain(グラウスマウンテン)
バンクーバーのダウンタウンから一番近いスキーリゾートであるグラウスマウンテン。市バスに乗ってわずか30分ほどの距離にあるため、シーズンパスを買って放課後や週末にスキーやスノーボードを楽しむことができます。
なんといってもグラウスマウンテンの魅力は、頂上から見えるバンクーバーの夜景でしょう。雪山から見える、高層ビルと海が重なる景色は圧巻の一言。ロープウェーを利用して頂上までいけば、レストランで食事ができます。スキーをしない人でも絶対に足を運んでみてください。夏は、登山を楽しむために世界中からの旅行者が訪れます。
9.Deep Cove (ディープ・コーブ)
キャピラノ、グラウスマウンテンときたら外せないのが、北バンクーバーの海辺にある小さな町、ディープ・コーブです。インディアン・アームと呼ばれるフィヨルドの入り口にあり、ちょっと雰囲気もノルウェーっぽいかも?!
美しい海と山を眺めながらボーっとするのも良し、ハイキングにいくのも良し、有名ドーナツ店(Honey’s Doughnuts&Goodies)で食べまくるもの良し。 ダウンタウンでの生活に疲れたときに訪れると、一瞬にして疲れが吹っ飛んでしまうスポットです。
10.Burrard Bridge (バラード橋)
周りを海で囲まれているバンクーバーのダウンタウン。そこから南にいくための橋が3つ架かっていますが、ダウンタウンの景色を楽しむのに一番おすすめなのがバラード橋。1932年に完成した、アールデコ建築の美しい橋です。
バスの上から景色を楽しむのも良いですが、自分の足で歩いて、橋から日が暮れていくバンクーバーを眺める時間は、この町を訪れた人だけが楽しめるリラックス方法です。
ちなみに、橋を越えてバラード駅方面にまっすぐ歩くと、カプランのバンクーバー校に着きます。
11.Vancouver Aquarium(バンクーバー水族館)
スタンレーパーク内にある、カナダ最大の大きさを誇るバンクーバー水族館。カナダ沿岸の魚から、アマゾンのジャングルに生息する珍しい魚まで、8,000種以上の海洋動物を見ることができます。マスコット的存在である白イルカのベルーガは大人気です。
12.Commercial Drive (コマーシャルドライブ)
バンクーバーのダウンタウンから地下鉄で約10分の場所にあるコマーシャルドライブ。個人経営のカフェや古着屋、レコード店、アンティークストアが立ち並んでおり、独特な雰囲気があります。アーティストたちが暮らす場所としても知られているこの場所は、またの名をリトル・イタリーとも呼ばれ、多くのイタリアンレストランやジェラート店も目にします。
毎年行われるカーフリーデイ(車を使わない日)には、多くの人が路面店を出してパフォーマンスを行いますが、特にコマーシャルドライブ周辺は大盛り上がりをみせます。
13.Japadog (ジャパドッグ)
日本人だと気になるんです。初めて目にするジャパドッグというお店の名前... 実は、日本人が知らない日本の味とも言われ、北米を中心に数々のメディアで紹介されたことのある超有名店。今でこそ人気店となりましたが、2005年にわずかな資金を持ってカナダに渡った日本人夫妻が、ホットドッグ屋台を開いたことがはじまりだそうです。
ホットドッグに大根おろしやネギ、味噌といった和風テイストを入れたことで話題になり、バンクーバーのB級グルメを代表するお店にまでなりました。ぜひ逆輸入で日本にも進出していただきたい。
14.Granville street (グランビル・ストリート)
バンクーバーで一番賑わっている通りといえば、グランビル・ストリート。ダウンタウンを南北に結ぶ目抜き通りということもあり、レストランやカフェ、ショッピングセンター、クラブ、ライブハウスなどが並んでいます。
特に盛り上がりを見せるのが、国民的スポーツのアイスホッケーの試合があるとき。地元のNHLチーム、カナックスを応援しようと多くの人がスポーツバーでゲーム観戦します。なかなか日本ではアイスホッケーを観る機会がないので、ぜひカナダ滞在中は地元の人に混じって応援しましょう!
15.Chinatown Vancouver (中華街)
移民が多いカナダの中でも、特に中国からの移住者が多いバンクーバー。町中で聞こえてくる言語が多種多様で、はじめは驚くかもしれません。
そんな移民のパワーを最も強く感じることのできるチャイナタウンは、本格的な中華料理をリーズナブルに味わえる場所として人気です。近代的なビルが並ぶダウンタウンからは雰囲気が一変し、まるで中国に来てしまったかのよう。
ただし、夜は治安があまり良くないので、日が暮れてからいく時は注意してくださいね。
16.Yaletown (イエールタウン)
1986年のバンクーバー万博の跡地を、オシャレに生まれ変わらせたのがイエールタウン。地元の人で賑わうおしゃれなカフェやレストランはどこも評判が良く、毎回どこのお店を選べば良いか決められません。
ファッションデザイナーのアトリエも多く並び、トレンドの発信地としても注目されています。心なしか、すれ違う人たちのおしゃれ度も高いので、のんびりとテラス席に座りながら人間観察するのも楽しいかも。
17.Vancouver Public Library (バンクーバー中央図書館)
ダウンタウンを歩いていると、突如として現れるコロッセオのような巨大な建物。まるで歴史建造物にも見えますが、実はバンクーバーが誇る公立図書館です。平日は夜9時までオープンしています。自由に使える机があったり、無料のWifiが使用できるので、多くの留学生が放課後の勉強のために訪れます。
市内には、この中央図書館以外に全部で22もの図書館があります。家だと落ち着いて勉強できない人はぜひ一度図書館に通ってみてはいかがでしょうか?
18.Tofino (トフィーノ)
バンクーバーの隣、太平洋に浮かぶ九州ほどの大きさのバンクーバー・アイランド。手付かずの自然が残る、美しい島として知られています。その南西に位置する小さな町トフィーノは、カナダ人が死ぬまでに一度は訪れたい場所と言われています。
夏はサーファーのメッカとして、冬は ストーム・ウォッチングが出来る場所として有名。ストーム・ウォッチングは日本ではあまり馴染みがありませんが、北米では人気のアクティビティです。冬に大荒れになる海の様子を、ホテルなどのな場所から観察をしようというものです。自然のすごさを体感できるアクティビティなので、ぜひカナダにいる間にお試しください。
19.Victoria (ビクトリア)
バンクーバー・アイランドの南にあるのは、ブリティッシュ・コロンビアの州都であるビクトリア。別の名を、花の街ことガーデンシティと呼ばれるほど、街の中にたくさんのお花が咲いています。
ビクトリアは観光名所へのアクセスが便利なので、一日もあれば十分に観光ができます。絶対に見逃せないのは、約22万平米もの広さのあるブッチャートガーデンです。
20.Saltspring Island (ソルトスプリング・アイランド)
トフィーノやビクトリアのあるバンクーバー・アイランドの隣にある小さな島、ソルトスプリング島。リタイアしたら移住したい場所としても人気です。別名妖精の住む島といわれており、スピリチュアルな島としても知られています。小さなダウンタウンは歩いて周れるほどの大きさで、少し離れると自然が広がっているので癒されること間違いなし。
この島には多くのアーティストたちも移住しており、ギャラリーを持っていたりするので、アート好きにもおすすめです。カナダ本土からはフェリーで約1時間半です。
番外編: Seattle (ワシントン州シアトル)
カナダはアメリカの北に位置していることはご存知だと思いますが、バンクバーからシアトルの近さは意外と知られていません。実は、片道2時間半~3時間ほどで行けてしまうほど、すぐそこなんです。
島国日本では体験することの出来ない陸路での国境越えは、ぜひともお試しいただだきたいです。高速道路への入口のようなゲートがあり、入国審査もそこで行なわれます。
アメリカに入国後は、道路標識が見慣れているキロメートルからマイルに変わるのにまず気づきます。この先何マイルでサンフランシスコといった表記が見えてくると、アメリカは広いなぁと感じることができるのでは?
シアトルに着く前には大きなアウトレットモールもあるので、立ち寄ってショッピングするのもおすすめです。シアトルでは、スペースニードルやスターバックス一号店、パイクプレイスマーケットは絶対にはずせないスポット。
最後に
今回ご紹介したスポット以外にも、たくさんの見どころがあるバンクーバー。少し遠出をしてスキーヤー憧れのウィスラーや、お隣の州のアルバータのバンフにもぜひ訪れてみてくださいね。