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イギリスの方言・アクセントについて知ろう!

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4 10月 2023
students smiling in edinburgh

ブリティッシュアクセントといえば、上品な「クイーンズ・イングリッシュ」を思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし実際に、このアクセントでを話す人達は一般的には、主にエリート私立学校に通っていた一部の上流階級の人たちだけです。

イギリスにはたくさんのアクセントや方言があり、一節によるとイギリスだけでも約43のアクセントと方言があると言われています!

これほど小さな国に、こんなに数多くの方言があるなんて不自然だと思うかもしれませんが、異なる言語や文化の影響により、この豊かな言語文化が培われてきたのです。たった30キロ離れただけの町でも、使用する言葉や発音が違うことがあります。英語を学び始めて日が浅い人、またはイギリスに来たばかりの人にとって、悩みの種の一つになってしまうことでしょう。もちろん英語力を向上させるために、積極的に学び、その言語にどっぷり浸りたいといった意気込みを持ってイギリスに来る人々が多いでしょうが、相手が何を言っているのかいつもわからないとなると、ストレスを感じ、精神的に疲れ切ってしまうことでしょう。

今日は、そんな皆さんのために、最も広く知られているイギリスのアクセントのいくつかを紹介します!

 

イギリスの方言・アクセント


 

標準英語(クイーンズ・イングリッシュ) 

こんなに多種多様なイギリス訛りがあるのなら、世界中の英語教師はどのように英語を教えているのでしょうか?イギリスでは、すべての生徒が「標準英語」を教える教科書を統一して使っています。レシピー発音と呼ばれるこのスタイルは、標準的な英語の発音とされ、イギリスの南西部にルーツがあります。この地域は他の地域よりも「上流」である考えられているため、レシピー発音は「クイーンズ・イングリッシュ」とも呼ばれ、多くの非イギリス人がこの国から連想する上流階級のアクセントとなっている。
 

ロンドンアクセント

ロンドンの上流階級や中流階級は、一般的に家庭で受け継がれた発音を話しますが、歴史的に見ると、労働者階級や貧しい地域の人々はそうではありません。最も有名なロンドン訛りのひとつに「コックニー」があります。これはロンドンのイースト・エンド(歴史的に貧しく労働者階級が多かった地域)が発祥の地であると言われます。ほとんどのコックニーは、語頭の「h」と語尾の「r」を落とします。そのため、「ヒープ」は「イープ」となり、「メーター」は「ミーター」と発音する。

このアクセントはロンドン市内で広がり、進化を遂げ、今ではイギリスの労働者階級のアクセントとして世界中に知られるようになりました。1900年代半ば以降、ロンドンの訛りは移民によってさらに多様化し、世界各国の訛りと伝統的な訛りが融合することで、首都とその周辺の郡全体に独特の響きが生まれました。
 

西部アクセント

西部とは、コーンウォール、デヴォン、サマセット、ブリストル、ウィルトシャー、グロスターシャーの各郡を含むイギリスの最下部の地域を指す。コーンウォール語を含むケルト語の影響で、この地域には独特の方言とアクセントがあります。 

カナダやアメリカのように、また、他のイングランド南部の地域が受け売りの発音を使うのとは異なり、西部のアクセントは、子音の前に「r」の音を発音するrhotic(綴りのRを全て発音しようとする)がほとんどです。
 

北部アクセント

イギリス人にとって、北部訛りは南部訛りよりも上品ではないが、親しみやすいと考えられています。ロンドン訛りがイギリスの特徴として世界的によく知られているのに対し、北部訛りはイギリス国内でのみ知られる特徴だと考えられています。イギリスを旅行すれば、北部訛りのコメディアンや司会者を多く見かけることでしょう。北部の人々や訛りをフィーチャーした広告もあります!

マンチェスター、リバプール、リーズ、ニューカッスルなどの都市にはそれぞれ独特の訛りがありますが、主な特徴のひとつは、「あー」の代わりに「うー」を使うことです。そのため、北部の人はバスを捕まえる代わりに「ブースを捕まえる」と言うかもしれません。
 

ウェールズアクセント

ウェールズ訛りは、西部訛りと同様、ウェールズ語から着想を得たもので、ウェールズ語は現在でも同国で話されており、ウェールズの人々の英語の話し方に大きな影響を与えています。
 

スコティッシュアクセント

ウェールズ訛りと同様、スコットランド訛りも、1616年に違法とされるまでスコットランド全土で話されていたゲール語の影響を強く受けており、ゲール語は現在でも一部で話されています。

ウェールズ訛りと同様にこのアクセントは鼻声であり、カナダ人の話し方と似ている部分があります。例えば、スコットランド人もカナダ人も'ow'の代わりに'oo'を使うので、'about'は'aboot'に、'house'は'hoose'に聞こえるかもしれません。また、'eh'の代わりに'ee'を使うので、'head'が'heed'に聞こえることもあります。

 

最も広く知られるイギリス訛りのほんの一部をご紹介しました!聞き覚えのあるアクセントはありましたでしょうか?イギリスを訪れて、まずは実際に体験してみてください!ロンドン、エディンバラ、マンチェスター、リバプールなど、刺激的な9都市で英語を学びましょう!可能性、そしてアクセントは無限です!まずはイギリスの理想の留学先を見つけてみてください!